Sociology of Mobile Phone

2012年3月27日(火)   

関西大学経済・政治研究所の顧問の先生を交えた1年間の活動の報告会。 顧問を務める外部の方の前で、各研究班代表によるプレゼンが行われました。 

「子どもの安全とリスク・コミュニケーション」研究班の主幹としてプレゼンをしました。

苦労して編集した2冊が本日刊行され、参加者に配布されました。

『調査と資料 子どもの安全とリスク・コミュニケーション』=研究会・公開セミナーの記録

『研究双書 子どもの安全とリスク・コミュニケーション』=論文集

(上記刊行物についてのお問い合わせ:関西大学経済・政治研究所へ)

同じ研究班の岡田朋之先生が新しく出された本をいただきました。

『ケータイ社会論』です。 ケータイの社会学の第一人者である岡田先生が編者です。 

「ケータイ」から見える現代社会

岡田先生が執筆された第1章からのポイント

・なぜ「携帯電話」ではなく「ケータイ」か? 

もはや携帯「電話」ではなく、「電話」以外の機能を使うことが中心になっている。

・「ガラパゴス」からの視点

スマートフォンの急速な発展により、従来の日本のケータイが見劣りするかのように言われるようになった。これがいわゆる日本のケータイの「ガラパゴス」化と呼ばれる現象である。

しかし、ガラパゴス諸島の生態系を詳しく調査したダーウィンが後に進化論を確立したように、日本のケータイを研究することで、輸入学問ではないオリジナルな議論を確立し、メディア研究の発展に大きく貢献することは大いに可能だと私たちは考えている。(第1章,p.10)

・ケータイへのアプローチの2つの軸

「社会的存在としてのケータイ」と「当事者の視点」

気鋭の研究者が各章を執筆されています。

第11章「モバイル社会の多様性 韓国・フィンランド・ケニア」は興味深い内容です。

韓国、フィンランド、ケニアなどのいわゆる周辺的な国におけるケータイの状況を分析しています。 

ケニアは「アフリカ諸国の中で、携帯電話を中心とするメディアを語る上で、最もおもしろい国」とされています。

 「固定電話の普及率1%の国で、携帯は画期的なメディアであった。」

「ケニアでは世界初の携帯電話を介した個人向け金融サービスが2007年に始まった。」小口商いで成立しているこの国の商習慣として、「これまで銀行口座を持てないがゆえに郵便局の現金書留の使用や仲介者にお金を運んでもらうという行為が日常的にみられたが、送金に時間がかかり、非合理的で途中でお金がなくなるというリスクが高いという難点をもっていた。 こういった難点を一挙に解決したのが、携帯電話の特性を生かしたモバイルマネー・トランスファー・サービス(モバイルマネー・バンキング・サービス)であった。

「電気もガスも水道もない土地で、「伝統的な」衣装に身をまとったアフリカの人々が家畜を追いながら携帯電話を使用する姿。」

「携帯電話の生産にはタンタルというレアメタルが必要である。このタンタルの生産地とマウンテンゴリラの生息地が重なっているため、世界的に携帯電話の生産が増大することで、マウンテンゴリラが減少するという状況が起こっている。」

移動しながら生活する牧畜民による携帯電話の利用。

さて、昨日の記事の続きですが、

ガンバ大阪は監督とヘッドコーチを解任しました。

松波コーチが後任監督になります。 現役時代はガンバ一筋。 ユニフォームの襟を立ててプレー。 私が初めて観戦したJリーグの試合、ガンバ大阪対サンフィレッツェ広島戦で、後半登場して決勝ゴールを決めたのが松波選手でした。

危機的状況に陥って、監督が解任された後、コーチが監督に就任して、その後、立て直して勝ち続ける、ということはこれまで他のチームでよく見られたことなので、ガンバもチームを立て直して浮上してほしいものです